SaaSの製品プロフィール

monday.com

クラウドサービス / プロジェクトチーム

monday.com は、プロジェクトや業務を柔軟に管理できるクラウド型のワークマネジメントサービスです。提供元はイスラエルの monday.com 社で、特定の用途に限定せず、表形式(スプレッドシート風)のボードを土台にさまざまな業務を組み立てられる「Work OS(ワーク OS)」をうたっています。営業・マーケティング・開発・人事・制作など、職種をまたいだ多様な業務を一つの基盤に載せられる点が最大の特徴です。

3つの要点
TL;DR
  1. 柔軟なボードと豊富な列タイプ: 状態(ステータス)・担当者・日付・数値・進捗・タグ・依存関係・数式(フォーミュラ)など多様な列タイプを組み合わせ、業務に合わせた管理表を作れる。コードを書かずに設計できるノーコード志向。
  2. 複数のビュー: 同じデータを、テーブル・カンバン・ガント・カレンダー・タイムライン・ダッシュボードなど目的に応じて切り替えて表示できる。表示を変えても元データは共通なので二重管理が起きにくい。
  3. タスク・課題・進捗管理に向く

製品の概要

製品の立ち位置

製品・技術の概要monday.commonday.com は、プロジェクトや業務を柔軟に管理できるクラウド型のワークマネジメントサービスです。提供元はイスラエルの monday.com 社で、特定の用途に限定せず、表形式(スプレッドシート風)のボードを土台にさまざまな業務を組み立てられる「Work OS(ワーク OS)」をうたっています。営業・マーケティング・開発・人事・制作など、職種をまたいだ多様な業務を一つの基盤に載せられる点が最大の特徴です。
顧客数
25万社+2025年末
大口顧客
4,547社ARR $50K超 / 2026年3月
売上継続率
110%Net Dollar Retention
この製品の強み
柔軟なボードと豊富な列タイプ: 状態ステータス)担当者日付数値進捗タグ依存関係数式フォーミュラ)など多様な列タイプを組み合わせ業務に合わせた管理表を作れるコードを書かずに設計できるノーコード志向複数のビュー: 同じデータを、テーブル・カンバン・ガント・カレンダー・タイムライン・ダッシュボードなど目的に応じて切り替えて表示できる。表示を変えても元データは共通なので二重管理が起きにくい。
向いている場面
タスク課題進捗管理
提供形態
クラウドサービス
主な対象
プロジェクトチーム
比較の中心
可視性と運用の軽さ
カテゴリ
プロジェクト / タスク管理
公開資料の確認値monday.com IR

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. 柔軟なボードと豊富な列タイプ: 状態(ステータス)・担当者・日付・数値・進捗・タグ・依存関係・数式(フォーミュラ)など多様な列タイプを組み合わせ、業務に合わせた管理表を作れる。コードを書かずに設計できるノーコード志向。
  2. 複数のビュー: 同じデータを、テーブル・カンバン・ガント・カレンダー・タイムライン・ダッシュボードなど目的に応じて切り替えて表示できる。表示を変えても元データは共通なので二重管理が起きにくい。
  3. 自動化(オートメーション)と連携: 「状態が変わったら担当者へ通知する」「期限が近づいたらリマインドする」といったルールをテンプレートから設定でき、Slack・Microsoft Teams・Google Workspace・各種 CRM などと連携できる。

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. 細かすぎる管理は定着を妨げる
  2. 既存環境との互換性と移行方法を確認する
  3. 初期費用だけでなく運用負荷まで比較する

詳しい解説

製品を詳しく理解する

どんなサービスか

monday.com は、プロジェクトや業務を柔軟に管理できるクラウド型のワークマネジメントサービスです。提供元はイスラエルの monday.com 社で、特定の用途に限定せず、表形式(スプレッドシート風)のボードを土台にさまざまな業務を組み立てられる「Work OS(ワーク OS)」をうたっています。営業・マーケティング・開発・人事・制作など、職種をまたいだ多様な業務を一つの基盤に載せられる点が最大の特徴です。

基本となるのは、行(アイテム)と列(カラム)からなるボードです。各行にタスクや案件、問い合わせといった管理対象を並べ、列に状態・担当者・期限・数値・進捗バーなどの項目を自由に設定します。あらかじめ決まった「プロジェクト管理ツール」として使うのではなく、利用者が列とビューを組み合わせて業務に合った管理表を自分たちで設計する、というのが基本思想です。チャットやストレージのような単機能のツールとは異なり、複数チームの作業の流れそのものを可視化・調整する位置づけのサービスといえます。

横にスクロール

monday.comでボード種別と列権限から閲覧範囲を決め、Connect Boardsで別ボードのアイテムを関連付け、Mirrorが元データを参照し、変更イベントから自動化やWebhook、API照合へ進む流れ
monday.comでは、見える範囲、つながるデータ、動く自動化を別々に設計します。Mirrorは複製ではなく元ボードの値を参照するため、接続関係と元データの権限を保ったまま、Webhookの再試行やAPI照合まで運用に含めます。

主な特徴

  • 柔軟なボードと豊富な列タイプ: 状態(ステータス)・担当者・日付・数値・進捗・タグ・依存関係・数式(フォーミュラ)など多様な列タイプを組み合わせ、業務に合わせた管理表を作れる。コードを書かずに設計できるノーコード志向。
  • 複数のビュー: 同じデータを、テーブル・カンバン・ガント・カレンダー・タイムライン・ダッシュボードなど目的に応じて切り替えて表示できる。表示を変えても元データは共通なので二重管理が起きにくい。
  • 自動化(オートメーション)と連携: 「状態が変わったら担当者へ通知する」「期限が近づいたらリマインドする」といったルールをテンプレートから設定でき、Slack・Microsoft Teams・Google Workspace・各種 CRM などと連携できる。
  • ダッシュボードによる可視化: 複数ボードの数値を集約し、進捗・負荷・売上などをウィジェットでまとめて把握できる。
  • 製品ライン: 汎用の Work Management に加え、CRM・開発(Dev)・サービス(Service)など、用途別にチューニングされた製品群が用意されている。

仕組み・設計思想

monday.com のデータモデルは、スプレッドシートに近い「ボード = 行と列の表」を最小単位に据えつつ、各セルに型(列タイプ)を持たせている点が特徴です。状態列なら選択肢と色、数値列なら集計、依存関係列ならタスク間の前後関係、というように、列ごとに振る舞いが定義されます。この「型付きの列」を組み合わせることで、ノーコードでも業務ロジックを表現できるように設計されています。

複数のボードは、ワークスペース内でグループ化したり、ミラー列やボードの連携(コネクトボード)で相互参照したりできます。たとえば「案件ボード」と「請求ボード」を関連付け、片方の更新をもう片方に反映させる、といった構成が組めます。集計・横断表示はダッシュボードが担い、複数ボードのデータを 1 画面にまとめて俯瞰します。

自動化は「トリガー → 条件 → アクション」というレシピ型で提供され、コードを書かずに定型処理を組めるのが基本です。さらに高度な要件には、アプリ開発のためのフレームワーク(monday apps / SDK)や GraphQL ベースの API が用意されており、外部システムとの双方向連携や独自ビューの追加にも対応します。

まず管理対象を絞る

monday.com は列もビューも自由に作り込めるぶん、最初から欲張ると運用が重くなりがちです。管理したい対象(例: 案件だけ)と必須列(状態・担当・期限)を絞り、テーブル表示の小さなボードから始めると定着させやすくなります。

主なユースケース・向き不向き

職種をまたいで多様な業務を、自分たちのやり方に合わせて管理したいチームに向きます。営業のパイプライン管理、マーケティングのキャンペーン進行、制作・クリエイティブの依頼受付、採用や入社オンボーディングの進捗管理など、定型・非定型を問わず「やるべきこと」を表形式で可視化する用途で力を発揮します。開発特化の Jira や Backlog と異なり、用途を選ばず柔軟に設計できるのが強みです。

一方で、ソースコードやビルドと密に連動するバグ追跡、複雑なアジャイル運用には開発専用ツールのほうが向きます。状態遷移を厳密に定義したワークフローや、Git・課題を一体で扱う運用が必要な場面では、汎用ツールだけで完結させると物足りなさが出ます。また、自由度が高いぶん設計しだいで使い勝手が大きく変わるため、ガバナンスを欠いたまま広げると、似たようなボードが乱立して「どこに最新があるか分からない」状態に陥りやすい点には注意が必要です。

Asana との比較

同じく職種横断の汎用ワークマネジメントである Asana と比べると、データの捉え方と作り込みの方向性が異なります。

観点monday.comAsana
基本の単位行と列からなる表形式のボードタスクを中心としたデータモデル
作り込みの軸列タイプとビューを組み合わせて設計プロジェクト・ゴール・ポートフォリオの階層
見た目・操作感スプレッドシート風で色分けが豊富タスク一覧やボードを軸に整理
自動化レシピ型のオートメーションを手軽に設定ルールやテンプレートで反復作業を削減
強み用途を選ばない柔軟な管理表づくり部門横断の作業の見える化と調整

「表形式で数値や状態を色分けして管理したい」「営業や制作など部門ごとに作り込みたい」なら monday.com、「タスクの前後関係や全社目標との接続を階層的に整理したい」なら Asana、という選び分けが現実的です。どちらも自由度が高いツールのため、最終的には実際のボード/プロジェクトを試作して操作感を比べるとよいでしょう。

料金・エコシステム

monday.com はサブスクリプション型の SaaS で、ソースは非公開(プロプライエタリ)です。少人数向けの無料・低価格プランから、ガント表示や高度な自動化・連携回数、ダッシュボードの集約数、企業向けの統制機能(SSO・監査ログ・権限管理など)を段階的に解放する上位プランまでが用意されています。課金はおおむねユーザー単位(席数)の月額・年額制で、上位プランほどガバナンスと分析の機能が充実する構成です。具体的な金額やプラン区分、自動化・連携の実行回数の上限は改定されることがあるため、最新の公式情報を確認してください。

エコシステム面では、Slack・Microsoft Teams・Google Workspace・各種 CRM やストレージなどとの連携が標準で用意され、サードパーティ製アプリを追加できるマーケットプレイスも存在します。さらに GraphQL API や monday apps の開発フレームワークを通じて、独自連携やカスタムビューの構築も可能です。SSO・監査ログ・きめ細かな権限設定といった企業向けの統制機能は、上位プランで提供される傾向があります。

導入・運用上の注意点 / 評価

導入の成否は、機能の多さよりも運用ルールとボード設計に左右されます。自由度が高いため、列の意味づけや状態の定義、ボードの命名規則をそろえないまま展開すると、部門ごとに似て非なるボードが増え、横断集計が崩れてしまいがちです。最初に「何を・どの粒度で管理するか」を決め、共通のテンプレートを用意してから広げると統制を保ちやすくなります。

自動化・連携の上限に注意

オートメーションや外部連携には、プランごとに月あたりの実行回数の上限が設けられていることがあります。通知や同期を増やしすぎると上限に達して処理が止まる場合があるため、本当に必要なレシピに絞り、実行回数を見ながら運用するのが安全です。

評価としては、表形式の親しみやすい UI と、色分けやダッシュボードによる「見える化」の完成度、そして用途を選ばない柔軟さが強みです。スプレッドシートからの移行先としても入りやすく、現場主導で業務を整理したいチームと相性が良いといえます。一方で、その自由度は設計しだいで使い勝手が大きく変わる諸刃でもあります。まずは限られたチームと対象から小さく始め、運用が回ることを確認してから全社へ広げるアプローチが、過剰な作り込みや形骸化を避けるうえで有効です。

SaaSの選定ポイント

monday.comを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

タスク・課題・進捗管理

比較で見る軸

顧客数: 25万社+ / 大口顧客: 4,547社 / 売上継続率: 110%

導入後に効く点

複数のビュー: 同じデータを、テーブル・カンバン・ガント・カレンダー・タイムライン・ダッシュボードなど目的に応じて切り替えて表示できる。表示を変えても元データは共通なので二重管理が起きにくい。

先に潰すリスク

細かすぎる管理は定着を妨げる

数字・仕様の読み方
顧客数
25万社+
2025年末
大口顧客
4,547社
ARR $50K超 / 2026年3月
売上継続率
110%
Net Dollar Retention

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「タスク・課題・進捗管理 / プロジェクトチーム」に近いか確認する。
  • 強みである「柔軟なボードと豊富な列タイプ: 状態(ステータス)・担当者・日付・数値・進捗・タグ・依存関係・数式(フォーミュラ)など多様な列タイプを組み合わせ、業務に合わせた管理表を作れる。コードを書かずに設計できるノーコード志向。」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「細かすぎる管理は定着を妨げる」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

タスク・課題・進捗管理プロジェクトチームプロジェクト / タスク管理可視性と運用の軽さクラウドサービス
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