ハードウェアの製品プロフィール

NetApp

物理インフラ / データ基盤

NetApp は、ストレージを専業に近い形で手がける大手ベンダーです。サーバーや幅広い周辺機器までは扱わず、データの保管と管理に軸足を置いている点が、総合 IT ベンダーとの違いです。中核となるのが、ストレージを制御するデータ管理 OS の ONTAP で、同社の多くの製品に共通して載っています。

3つの要点
TL;DR
  1. データ管理 OS「ONTAP」: スナップショット(瞬時の断面保存)、レプリケーション(SnapMirror)、重複排除・圧縮などのデータ管理機能を、共通の OS の上で一貫して扱える。
  2. NAS(ファイル共有)に強い: NFS/SMB のファイルサーバー用途や、多数クライアントからの共有アクセスを得意とする(ブロック/オブジェクトにも対応)。
  3. 共有ストレージとデータ保護に向く

製品の概要

製品の立ち位置

NetApp のロゴ
製品・技術の概要NetAppNetApp は、ストレージを専業に近い形で手がける大手ベンダーです。サーバーや幅広い周辺機器までは扱わず、データの保管と管理に軸足を置いている点が、総合 IT ベンダーとの違いです。中核となるのが、ストレージを制御するデータ管理 OS の ONTAP で、同社の多くの製品に共通して載っています。
Raw容量
79.3PBAFF A90 / NAS scale-out
HAペア
12NAS scale-out
最大メモリ
24TBNAS scale-out
200GbE
24ポートAFF A90
この製品の強み
データ管理 OS「ONTAP」: スナップショット瞬時の断面保存)レプリケーションSnapMirror)重複排除圧縮などのデータ管理機能を共通の OS の上で一貫して扱えるNAS(ファイル共有)に強い: NFS/SMB のファイルサーバー用途や、多数クライアントからの共有アクセスを得意とする(ブロック/オブジェクトにも対応)。
向いている場面
共有ストレージとデータ保護ストレージ専業の大手
提供形態
物理インフラ
主な対象
データ基盤
比較の中心
性能容量保護
カテゴリ
ストレージ
公開資料の確認値NetApp

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. データ管理 OS「ONTAP」: スナップショット(瞬時の断面保存)、レプリケーション(SnapMirror)、重複排除・圧縮などのデータ管理機能を、共通の OS の上で一貫して扱える。
  2. NAS(ファイル共有)に強い: NFS/SMB のファイルサーバー用途や、多数クライアントからの共有アクセスを得意とする(ブロック/オブジェクトにも対応)。
  3. ハイブリッド・マルチクラウド: 自社装置とクラウド上のストレージを、同じ ONTAP の考え方でまたいで管理しやすい。

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. 増設方式と障害設計が重要
  2. 既存環境との互換性と移行方法を確認する
  3. 初期費用だけでなく運用負荷まで比較する

詳しい解説

製品を詳しく理解する

どんなメーカー・製品か

NetApp は、ストレージを専業に近い形で手がける大手ベンダーです。サーバーや幅広い周辺機器までは扱わず、データの保管と管理に軸足を置いている点が、総合 IT ベンダーとの違いです。中核となるのが、ストレージを制御するデータ管理 OS の ONTAP で、同社の多くの製品に共通して載っています。

製品としては、NAS(ファイル共有)を出発点に発展してきた経緯があり、ファイルを扱う用途で採用されることが多いストレージです。近年はオンプレの装置だけでなく、主要クラウド上でストレージ機能を使う形態にも広げています。

横にスクロール

クライアントがSVMとデータLIFからFlexVolへ書き込み、WAFLが変更データをメモリ、変更記録をNVRAMとHA相手へ置いて応答し、Consistency Pointでaggregateへ永続化する経路、takeover・giveback、SnapshotとSnapMirrorの保護経路
ONTAPは、SVM・LIF・volumeというデータ提供の境界と、NVRAMの変更記録、aggregateへの永続化を分けます。ノード障害時のtakeoverとgiveback、SnapshotからSnapMirrorへの増分転送を合わせ、片系性能・物理空き・最終複製時刻・実際の復元を確認します。

主な特徴・強み

  • データ管理 OS「ONTAP」: スナップショット(瞬時の断面保存)、レプリケーション(SnapMirror)、重複排除・圧縮などのデータ管理機能を、共通の OS の上で一貫して扱える。
  • NAS(ファイル共有)に強い: NFS/SMB のファイルサーバー用途や、多数クライアントからの共有アクセスを得意とする(ブロック/オブジェクトにも対応)。
  • ハイブリッド・マルチクラウド: 自社装置とクラウド上のストレージを、同じ ONTAP の考え方でまたいで管理しやすい。
  • 専業ならではの蓄積: ストレージとデータ管理に集中してきた機能の厚み。

他のストレージとの違い

観点NetApp(ONTAP)オールフラッシュ専業(Pure 等)
出自・強みNAS/データ管理 OS の厚み全フラッシュ・運用の簡潔さ
対応ファイル/ブロック/オブジェクトブロック中心+ファイル/オブジェクト
クラウド主要クラウドで ONTAP を利用製品による
向く用途ファイル共有・データ連携低遅延の性能重視

立ち位置・注意点

データ管理の作法を ONTAP に統一し、ファイル共有を中心に据えたい組織に向きます。バックアップやレプリケーション、複数拠点・クラウドをまたいだデータの取り回しを重視する場面で選ばれやすいストレージです。

ストレージ層を独立して選ぶ

特定のサーバーベンダーに縛られず、ストレージ層を独立して選びたいときの有力な選択肢です。一方でサーバーごと一式をそろえたい場合は、総合ベンダーの製品と比較したうえで判断するとよいでしょう。ONTAP の機能ライセンス体系も確認します。

総じて NetApp は、ONTAP による一貫したデータ管理と NAS の強み、ハイブリッドクラウド連携を備えた、ストレージ専業の代表的ベンダーです。

ハードウェアの選定ポイント

NetAppを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

共有ストレージとデータ保護

比較で見る軸

Raw容量: 79.3PB / HAペア: 12 / 最大メモリ: 24TB

導入後に効く点

NAS(ファイル共有)に強い: NFS/SMB のファイルサーバー用途や、多数クライアントからの共有アクセスを得意とする(ブロック/オブジェクトにも対応)。

先に潰すリスク

増設方式と障害設計が重要

数字・仕様の読み方
Raw容量
79.3PB
AFF A90 / NAS scale-out
HAペア
12
NAS scale-out
最大メモリ
24TB
NAS scale-out
200GbE
24ポート
AFF A90

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「共有ストレージとデータ保護 / データ基盤」に近いか確認する。
  • 強みである「データ管理 OS「ONTAP」: スナップショット(瞬時の断面保存)、レプリケーション(SnapMirror)、重複排除・圧縮などのデータ管理機能を、共通の OS の上で一貫して扱える。」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「増設方式と障害設計が重要」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

共有ストレージとデータ保護データ基盤ストレージ専業の大手ストレージ性能・容量・保護物理インフラ
参考: NetApp
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