製品プロフィール

Grafana

Grafana Labs / 可視化ダッシュボード

メトリクスやログを美しいダッシュボードで可視化するツール。Prometheus など多数のデータソースに対応する。

3つの要点
TL;DR
  1. メトリクスやログをダッシュボードで可視化するツール。
  2. 多数のデータソースを統合表示し、共有や通知も得意。
  3. Prometheus 等と組む可視化役。データ収集自体は担わない。

基本情報

仕様と立ち位置

Grafana のロゴ
製品・技術の概要Grafanaメトリクスやログを美しいダッシュボードで可視化するツール。Prometheus など多数のデータソースに対応する。
種別
可視化ダッシュボード
提供元
Grafana Labs
ライセンス
オープンソースAGPL)
登場
2014年
最大の強み
多数のデータソースを統合可視化ダッシュボードが豊富・共有しやすい
代表的な用途
監視ダッシュボードメトリクス/ログの可視化 / SRE 運用

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. 多数のデータソースを統合可視化
  2. ダッシュボードが豊富・共有しやすい
  3. アラート/通知に対応

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. それ自体はデータを集めない(可視化役)
  2. 多機能で設定が増える

詳しい解説

もっと詳しく

どんなツールか

Grafana は、各種データソースの値をグラフやダッシュボードとして可視化するツールです。集めた監視データを並べて表示し、状態をひと目で把握できるようにします。

「結局なに?」を一言でいえば、監視データを「見える化」する定番ツールです。数値の羅列ではなく、時系列グラフやパネルとして直感的に見られるようにします。

横にスクロール

外部データソースを Grafana が問い合わせてダッシュボードと Explore に表示し、定期評価したアラートを通知先へ振り分ける流れ
Grafana は監視データの保管庫ではなく、データソースへ問い合わせる可視化・評価の層です。表示経路とアラート経路を分け、No Data と Error も正常値とは別に扱います。

特徴・仕組み

Grafana 自身はデータを集めるのではなく、外部のデータソースに接続して中身を引き出して表示します。特定の DB を持たず、多数のデータソースに横断対応するのが設計思想です。

  • 多様なデータソース: Prometheus・Loki(ログ)・Tempo(トレース)・各種 SQL/時系列 DB・クラウド監視などに接続でき、それぞれのクエリ言語(PromQL 等)でパネルを描く。
  • ダッシュボード: パネルを並べ、変数(テンプレート変数)で対象を切り替えながら複数指標を一画面で見られる。
  • アラート: しきい値超過などで通知でき、収集側と独立して定義できる。
  • 共有・再利用: ダッシュボードを JSON でエクスポート/インポートでき、コミュニティ製の既成ダッシュボードも豊富。

得意・不得意

  • 監視データの可視化とダッシュボード作成に強く、見やすく整えやすい。
  • 複数のデータソースを横断してまとめて表示でき、メトリクス・ログ・トレースを一画面で相関できる。
  • 反面、データ収集そのものは行わない。表示する元データは別のツール(Prometheus 等)が用意する前提。

役割分担(収集と可視化の分離)

役割担当補足
メトリクス収集PrometheusPull+TSDB
ログ収集Loki 等ログ集約
可視化・ダッシュボードGrafana接続して表示
アラートGrafana / Alertmanagerしきい値通知

データを集める役は Prometheus などが担い、Grafana はそれを「見せる」役、という分担が定番です。

使いどころ・注意点

ダッシュボードもコードで管理

ダッシュボードは JSON やプロビジョニング設定でコード化し、Git で変更管理すると再現性が上がります。データソースをまたいだ相関(メトリクス→ログ→トレース)を意識してパネルを設計すると、障害調査が速くなります。

総じて Grafana は、収集と可視化を切り分け、多様なデータソースを横断して「見せる」役を一手に引き受ける、可観測性の定番フロントエンドです。

実装・運用の視点

Grafanaを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

監視ダッシュボード

比較で見る軸

種別: 可視化ダッシュボード / 提供元: Grafana Labs / ライセンス: オープンソース(AGPL)

導入後に効く点

ダッシュボードが豊富・共有しやすい

先に潰すリスク

それ自体はデータを集めない(可視化役)

数字・仕様の読み方
種別
可視化ダッシュボード
提供元
Grafana Labs
ライセンス
オープンソース(AGPL)
登場
2014年

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「監視ダッシュボード / メトリクス/ログの可視化」に近いか確認する。
  • 強みである「多数のデータソースを統合可視化」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「それ自体はデータを集めない(可視化役)」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

監視ダッシュボードメトリクス/ログの可視化SRE 運用

向いている用途

こんな用途に向く

監視ダッシュボードメトリクス/ログの可視化SRE 運用
公式サイト